2022年でついに一世紀
平城宮跡
史跡指定100周年
平城宮は、奈良時代には政治・文化の中心地でしたが、都が京都に移った後は田畑となり、場所がわからなくなっていました。
江戸時代末から関心を持つ人が現れ、明治33(1900)年、技師の関野貞が遺跡の重要性を訴えた新聞記事を契機に、地元の住民を中心に保存活動が高まりました。大正11(1922)年、現在の第二次大極殿と東区朝堂院地区が国の史跡に指定されました。2022年は、平城宮跡が史跡に指定されてから100年の年です。
平成10(1998)年には、世界遺産「古都奈良の文化財」に登録され、今ではその価値が世界的に認められるようになりました。
守り、次の時代につなげようという人々の思いがあってこそ、文化財・文化遺産は、後世に受け継いでいくことができます。