祈りの回廊

  • トップ
  • 秘宝・秘仏 特別開帳
  • 勧進所八幡殿(僧形八幡神坐像<国宝>) 、勧進所阿弥陀堂(五劫思惟阿弥陀如来坐像<重文>)、公慶堂(公慶上人坐像<重文>)開扉
奈良エリア | 奈良市 | [寺]東大寺

勧進所八幡殿(僧形八幡神坐像<国宝>) 、勧進所阿弥陀堂(五劫思惟阿弥陀如来坐像<重文>)、公慶堂(公慶上人坐像<重文>)開扉(東大寺)

かんじんしょまちまんでん(そうぎょうはちまんしんざぞう)、かんじんしょあみだどう(ごこうしゆいあみだにょらいざぞう)、こうけいどう(こうけいしょうにんざぞう)かいひ

この特別開帳は終了しました

このページは過去に開催された行事情報を表示しています。
【東大寺】で行われる行事はこちらからお探しください。

 僧形八幡神坐像は、東大寺の鎮守八幡宮(現在の手向山八幡神社)の御神体であったが、明治初年の神仏分離・廃仏毀釈によって、東大寺に移されたもの。同宮は、治承4年(1180)12月の平氏の焼き討ちにより炎上したが、造東大寺大勧進俊乗房重源上人により再建された。その際、焼失した御神体の新造が計画された。当初重源上人は、京都・鳥羽光明院に伝来した空海感得の御影の下賜を後鳥羽院に願い出たが、東寺再興の文覚上人や石清水八幡宮も競望するところとなり、結局東大寺には下賜されなかったため、重源は信頼厚き快慶に委嘱して、この神像を新造したのであった。
 本像は桧製で、頭・体部は正中線で縦木二材を合わせている。内部は頭部にいたるまで内刳りを施してあり、漆で麻布が貼られている。ここに任阿弥陀仏寛宗の筆になる長文の墨書銘があり、その中には、後鳥羽天皇や七条・八条両女院、仁和寺守覚法親王を始め、今はなき後白河院、東大寺別当弁暁や造像に従事した快慶を中心にした結縁の仏師、銅細工師業基、漆工、或いは笠置寺貞慶の叔父澄憲や明遍等の碩学の名も記されている。右衽の衣の上に袈裟を懸け、右手に錫杖を執り、左手は膝のやや内寄りに置いて数珠を繰り、十方二段切付けの蓮華座に安坐する比丘形で、背後に円形の頭光をめぐらしている。一見地蔵菩薩を思わせる相好をし、肖像とみまごう程に写実的で快慶一派のすぐれた刀法の冴えを示している。また錫杖・光背・台坐は当初のままで、遠山袈裟・肉身にもあざやかな彩色を残しており、鎌倉時代における神像としては他に比肩するものがない秀作である。転害会の法要終了後、神像を拝観することができる。(僧形八幡神坐像一般開扉のパンフレットより)八幡殿の開扉に合わせ、同じく勧進所内阿弥陀堂の五劫思惟阿弥陀坐像も開扉される。本像も重源上人が宋より請来したと伝わる。
転害会終了後(10時頃~16時まで/有料)

開催情報

開催名 勧進所八幡殿(僧形八幡神坐像<国宝>) 、勧進所阿弥陀堂(五劫思惟阿弥陀如来坐像<重文>)、公慶堂(公慶上人坐像<重文>)開扉かんじんしょまちまんでん(そうぎょうはちまんしんざぞう)、かんじんしょあみだどう(ごこうしゆいあみだにょらいざぞう)、こうけいどう(こうけいしょうにんざぞう)かいひ
開催期間 2024年10月5日
(※転害会終了後 10時頃~16時まで)
この行事・イベントは終了しました。
開催場所 東大寺勧進所八幡殿・勧進所阿弥陀堂・勧進所公慶堂
お問合わせ 0742-22-5511 (東大寺)
料金 有料

開催施設の基本情報

施設名 東大寺
所在地 〒630-8587 奈良市雑司町406-1
TEL/FAX 0742-22-5511 / 0742-22-0808
URL https://www.todaiji.or.jp/
拝観時間 【大仏殿】
 4月~10月 開門7:30 閉門17:30
 11月~3月 開門8:00 閉門17:00

【法華堂(三月堂)・戒壇院戒壇堂】
 開門8:30 閉門16:00
拝観料 大仏殿、法華堂(三月堂)、戒壇堂、各お堂ごとに下記の入堂料をいただいております。

入堂料
大人(中学生以上)…800円
小学生…400

団体割引(30名以上)
大人・大学生…700円
高校生…500円
中学生…400円
小学生…200円

障害者団体割引(30名以上)
心身障害者施設・養護学校等の団体には特別割引あり
大人・大学生…300円
高校生…250円
中学生…200円
小学生…100円
混成の場合は窓口にお尋ね下さい。

障害者手帳所持者(介添えの方も1名に限り適用)
大人(中学生以上)…400円
小学生…200円

大仏殿・東大寺ミュージアム共通券
大人(中学生以上)…1,200円
小学生…600円
交通アクセス http://www.nara-access-navi.com/最寄り駅からの交通
・JR・近鉄 奈良駅より市内循環バス 「東大寺大仏殿・春日大社前」下車 徒歩5分
・近鉄奈良駅からぐるっとバス大宮通りルートまたは奈良公園ルート「大仏殿前駐車場」下車すぐ
・JR奈良駅からぐるっとバス奈良公園ルート「大仏殿前駐車場」下車すぐ

ぐるっとバス(運賃100円)
詳しくは http://www.nara-access-navi.com/route/
 
駐車場 春・秋の観光シーズンの休日を中心に周辺の道路の渋滞や駐車場の満車などが発生するため、公共交通機関での来訪がおすすめです。
やむを得ず自動車で来訪する場合は、観光用無料(パーク&ライド)駐車場のご利用をお願いします。(http://www.nara-access-navi.com/

近くの神社・仏閣奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネットへ移動します。